快晴の二日間の始まり

あみぃーのこと「茶参福氏」の快進撃が続いた!

前々日までぐずついた空模様、前日も小雨が少々と心配な天候でしたが、前回雨男返上の茶参福氏の一念が通じたのか快晴の朝を迎えることが出来ました。集合場所の東呉飯店よりチャーター車で一路坪林へ。今回は雨の心配がないので意気揚々と向かいます。参加者は茶参福氏とYuyukaさんの2名です。
今回の参加者は鴻山流泡茶師のベテランふたり。蘇茶師と話をして急遽企画変更。比賽に出品できるお茶を蘇さんと一緒に作ろう、こんなことになってしまいました。我々が触れることによって全体が失敗したらどうしよう・・・そんな不安と美味しいお茶を作りたいという一念が交錯します。何度も製茶実習に参加している二人、管理人としてはあまり心配していませんでした。しかし、今日の生産予定量を聞いてさすがに緊張が走りました。なんと一日で150斤(90Kg)のお茶を作り上げてしまおうというプロの仕事です。

製茶実習 製茶実習 製茶実習

まずは茶摘の復習、すぐ隣の畑で青心烏龍種の茶樹を使って復習。日差しが強い中、1時間以上真剣に茶摘をしました。復習とはいえ、この茶葉を使って販売用のお茶を作るのですから手抜きは許されません。楽しみつつ、真剣に茶摘に取り組みました。

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日中の気温が高く陽射しが強いために、午前中の茶摘は避け午後よりプロによる仕事で茶葉を確保することになりました。今日の天候だと午前中に摘んだ茶葉を昼に日光萎凋させると茶葉が日焼けしてしまうからです。もちろん日焼けした茶葉だと水色が悪くなるのです。まずは仕事前の昼食です。今日の昼食は蘇志成茶師の奥様の料理。ご飯に会うおかずですと言われるように食が進む料理がずらり。しかも自家栽培野菜がふんだんに使われており大満足。食後は茶摘の終わった茶葉を一気に日光萎凋です。150斤仕上げるには、約500Kgの生茶葉(茶菁)が必要。日焼けしないように日差しを調節した場所に広げます。いつものざるに広げるのでは間に合わないほどの量です。

日光萎凋だけでも大仕事。。。

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日光萎凋が終わった茶葉を室内萎凋のためにざるに広げる作業が始まりました。時間との勝負なので全員真剣な眼差し、一切の妥協を許さない作業です。もちろん昨年の包種茶製茶技術コンテストで優勝した蘇志成茶師の監視の目は緩みません。今回は昨冬の石碇郷包種茶比賽で特等奨を獲得した鄭茶師も指導に参加してくれました。なんとこの名人「鄭茶師」は蘇文松茶師の奥様のお父様です。昨年の文山包種茶チャンピオンふたりのそろい踏みです。

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茶葉は最高の状態、茶師は一流、この中に我々チームが入ってはたしてどうなるか。。。心配をよそに参加者はちゃんと茶葉にふれ、作業を行っています。万一、我々のミスで茶葉を台無しにしたら・・・そんなこと参加者のだれも考えていませんでした。そして蘇茶師も安心しているのか、あきれているのか笑顔で作業を見つめています。初めのころ、そこに立つと茶葉が死ぬ、と言われたことがうそのような動きです。

走水が始まりました、、、そして不断の作業が始まったのです

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いつもの製茶実習では走水(室内萎凋)が始まると、時間に余裕が出てきます。いろいろなことをここで行うのですが、今回は室内萎凋に使ったざるが250枚という、想像を絶する量です。作業を始めてからすべてが終わるまで約1時間半、30分ほど休憩をとってまた作業。これの繰り返しが始まりました。他の事を行う余裕はさすがにありません。

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とはいえ、夕食はいつもながら豪華版。野菜中心のヘルシー食ですが、これが絶品。サツマイモを使った焼酎(石焼芋の香りが僅かにする40度の焼酎)を飲みながら食事?宴会?が始まりました。途中赤ワインが数本空になるようなことになりましたが、楽しい食事でした。食後はまた作業、作業の合間に「もみじ」の煮たものをかぶりつきながら美味しいお茶をかぶりと。

比賽出品を狙うお茶を作ろうと思っているので深夜まで真剣作業です

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工程の後半は各ロットごとに茶葉を均一化していく作業です。手作業でのレべリングは、この量では不可能なので揺菁機を使いました。開始が25時、一通り終わったのが26時45分。15分の休憩後、最終揺菁の開始です。この作業で5ロット、各ロット30斤の茶葉の全容が見えてきました。各ロットで香りが違うのは何故なんでしょうか。同じ茶葉で同じ場所、同じ人が作っているのですが少しずつ違います。考えられる理由は幾つかありますが、その中の何が原因でこの香りに変化するかなかなか結びつきません。蘇冠軒茶師見習いに蘇志成茶師が教えているときにいろいろ質問とレクチャーを受けました。

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お茶の味を左右すべき最終作業も参加者がしっかりと行いました。ざる1枚に仕上げ後の茶葉が1斤になるように均等に茶葉を入れていきます。この作業をきちんと行わないと、せっかく平均化したロット内の味と香りにバラツキが出てしまいます。体力自慢の茶参福氏も筋肉痛の予感、それだけすごい作業でした。

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最終作業が終了したのが朝5時少し前、ここから茶葉はゆっくりとお茶になるべく準備を始めます。今回の走水では、蘇志成茶師より各作業のコツと意味、茶葉の変化、香りの変化などをしっかりと教えてもらいました。今まで深く考えていなかった作業でも、ちゃんと意味のある作業であったことなど、一連の作業をプロの作業として叩き込まれた感があります。ざる150枚の茶葉と共に我々もほんの少し、2時間半ほどの仮眠となりました。zzz

たった2時間の仮眠なのにすっきりと目覚めたのは何故?

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走水が終わりここから一気呵成に作業が始まりますが、今日は作業量が凄く多い。殺菁釜には1回4斤ずつ、今日は約38回行うことになります。まずは朝食をとってから作業の開始です。朝食時には今日の茶摘作業に借り出された人がすでに食事を終わってスタンバイ。我々は今日の作業が終了したら戻りますが、茶師はこの作業が雨が降るまで続くのです。一度に殺菁釜に入れる量はこのくらい。すべての道具がこの量を基準に作られています。

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殺菁終了後揉捻作業、この作業と同時に次の殺菁作業。揉捻作業の次は解塊、ちょっと休ませた茶葉を乾燥機へ。ここまでの作業をループのように繰り返します。今日はこれを38回繰り返すのです。当然その間も茶葉の管理はしっかりと行い、余分な香りがつかないようにします。

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我々の持ち帰る茶葉のみ焙煎器へ入れて持ち帰りの用意をします。当然すべて参加者が作業を行います。今回持ち帰ったのはロットNo.1の茶葉です。残りの茶葉は販売用に製茶し焙煎、良いものは比賽用に製茶し焙煎となります。

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出来上がった茶葉を袋につめて、製茶作業は終了。コンテスト用の茶葉は乾燥機までの作業で終了。この後は製茶をしてから焙煎器へ入れることになります。

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出来上がった茶葉を蘇文松茶師と一緒に鑑定。はたして比賽に出品できる茶葉が出来たのでしょうか、運命の審判が下りました。昨日他の製茶所で作られた3種類のお茶と共に鑑定です。結論は貳等奨か参等奨が狙える茶葉の仕上がりでした。これからの茶葉の出来次第では比賽出品もありうるとのこと。もちろん比賽に出品するお茶は特等奨を狙えるお茶から優先ですからどうなるかはわかりません。今回は販売用のお茶を作ることに携わることが出来、貴重な体験となりました。参加者の皆様本当にお疲れ様でした。

今回も蘇一家にはお世話になりました、心よりお礼申しあげます。

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